ビルメンテナンスにおける黄砂のリスク
ビルメンテナンスにおける黄砂のリスク2026/01/15
春先になると必ず話題に上がる「黄砂」。
ニュースでは健康被害や洗濯物への影響が取り上げられがちですが、ビル設備を運用する立場から見ると、黄砂は決して軽視できない設備リスクです。
ビル設備管理者の視点から、黄砂が設備に与える影響と、現場で実践できる具体的な対策をご紹介します。
黄砂がビル設備に与える影響
黄砂は単なる砂埃ではありません。
微細な粒子には鉱物成分・大気汚染物質・微生物が付着している場合もあり、設備にさまざまな悪影響を及ぼします。
●空調機フィルターの目詰まりによる風量低下・電力増加
●熱交換器への付着による熱効率の低下
●外調機・給気口からの侵入による室内空気質(IAQ)の悪化
●センサー・ダンパー部への堆積による誤作動リスク
「最近、電力使用量が増えている」その原因、実は黄砂の可能性がございます。
黄砂シーズン(3月~5月)前の事前対策
黄砂対策で重要なのは、発生後の対応ではなく、事前準備が最も重要です。
- フィルターの見直し
●プレフィルターの目開き・捕集効率を再確認
●黄砂シーズン前後で交換サイクルを調整 - 外気取り入れ計画の最適化
●黄砂飛来予測時は外気量の制御を検討
●BEMS・中央監視との連携で柔軟な運用を
これらを実施しているかどうかで、同じ建物でも運用品質に大きな差が生まれます。
