トイレウォシュレット取替え
トイレウォシュレット取替え2024/11/18
省エネ事例
トイレウォシュレット交換工事
- 対策による効果
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- エネルギー使用量:12kWh/年 削減
- コスト:360円/年 削減
オフィスビル 男子トイレ大便器ウィシュレットが動かないとの報告。
テスターによる確認を行った所、通電不良と判明し約15年使用されていたため取替えを提案。
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- 通電不良ウォシュレット
- 施工前
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- 通電不良箇所
- 施工前
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- ウォシュレット取り外し
- 施工中
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- ウォシュレット取り付け
- 施工中
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- ウォシュレット交換
- 施工後
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- ウォシュレット交換
- 動作確認
- ウィシュレット性能比較
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旧機器 新機器 製造年月 2007年製造 2024年現在 年間消費電力量
(節電機能使用)243kWh
(183kWh)231kWh
(166kWh)-
- 試算条件
- 電気料金単価 30円/kWh
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- 省エネ試算
- 削減量:12kWh/年 = 243kWh-231kWh
削減額:360円/年span> = 12㎥×30円/kWh
- 年間消費電力に大きな差が見られない理由は、貯湯式の構造上の制約と技術の限界が関係しています。
以下が考えられる理由です。 -
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- 貯湯式の仕組みの特性
- 貯湯式ウォシュレットは、タンク内に水を保持し、常に温め続けることで温水供給を確保します。この仕組み上、タンク内の水温を維持するために一定の電力が必要であり、この待機時の消費電力が貯湯式ウォシュレットのエネルギー消費の大部分を占めています。したがって、技術の進歩があっても、タンクの保温に必要な電力が大幅に削減されにくいのです。
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- 技術の進歩による省エネ効果が限定的
- 2007年頃の貯湯式ウォシュレットでも、すでに一定の省エネ技術が導入されていました。そのため、保温材の改善や温度制御技術の向上など、省エネ技術が追加されているとはいえ、貯湯式の特性上、劇的な消費電力の減少は難しい状況です。
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- 省エネの限界
- 2024年製の最新モデルでは、保温効率がわずかに改善され、従来より消費電力を抑えられる工夫がされていますが、貯湯式の待機時消費電力を完全に解消するのは難しいのが現状です。このため、省エネ性を優先する場合には貯湯式ではなく、瞬間式が選ばれることが多くなっています。
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貯湯式自体の仕組みの限界により、消費電力の大幅な改善が難しく、10年以上の時間が経過しても消費電力に大きな差が見られないと考えられます。
ウォシュレットの種類について
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- 貯湯式
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貯湯式は、タンクに水を溜めて常に温めておくタイプのウォシュレットです。必要なときにすぐに温水が使用できるため、温水の供給が安定しています。
- メリット
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- 価格が安価:構造が比較的シンプルで、製造コストを抑えられるため、瞬間式に比べて安価なものが多いです。
- 構造がシンプル:制御がシンプルなため、操作が直感的で扱いやすいモデルが多いです。
- デメリット
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- 待機時の消費電力:タンク内の水を常に温め続けるため、使用していない時間でも一定の電力を消費します。電気代は高めになる傾向があり、環境面でもやや不利です。
- サイズが大きい:タンクの分だけスペースを取るため、他の部品や機能を追加するスペースが限られ、多機能化が難しい場合があります。
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- 瞬間式
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瞬間式は、使用する際に水を瞬間的に温める仕組みです。そのため、タンクが不要であり、省スペースかつ省エネ性能が高いのが特徴です。
- メリット
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- 省エネ性能:待機時にはほとんど電力を消費しないため、電気代が節約できます。使用時のみ水を温めるため、エネルギー効率も高く、環境にも優しい選択です。
- コンパクト:タンクがない分、設置スペースが少なく済むため、より多機能なモデルも実現しやすいです。
- デメリット
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- 価格が高価:構造や制御が複雑であるため、製造コストが高く、貯湯式よりも高価になる傾向があります。
- 瞬時の温水供給:一部の製品では、最初の数秒間に温水が供給されるまで少し冷水が出ることもあるため、使い始めの瞬間に温度差を感じる場合があります。
それぞれの特徴を理解し、ライフスタイルや予算に合わせて選ぶとよいでしょう。
株式会社朝日ビルメンテナンスでは他にも様々な清掃・設備事業を承っております。
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