ハイブリッド空調システム -EHP・GHP-
ハイブリッド空調システム -EHP・GHP-2024/06/17
ハイブリッド個別空調をご存じでしょうか?
ハイブリッド個別空調とは、ガス空調(GHP)と電気空調(EHP)を同一冷媒系統に組み合わせたものをワンセットとし、同一冷媒系統で室外機を制御します。
導入メリット
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- 契約電力の削減
- GHPの電力使用量はEHPの約1/10。
夏季のピーク電力もGHPを使用することで大幅に減らし、契約電力を抑え、電力の基本料金を削減できます。
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- エネルギー使用量の削減
- EHPとGHPは空調負荷や外気温により、それぞれ得意とする機器効率の領域が異なります。
ハイブリッド空調システムではもっともエネルギー効率がよいポイントに調整するため、エネルギー消費量が抑えられ、省エネ・省コストにつながります。
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- エネルギーコストの変動リスクの低減
- 電気とガス 二種類の燃料を使用するため、最新の料金単価を考慮し、バランスよく運転することでエネルギー料金の変動リスクを低減できます。
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- 遠隔制御により最適運転
- ガス・電力料金メニュー、電力デマンド、運転情報、建物の電力消費状況などからGHP・EHPの運転比率を演算し、システムに最適な運転制御指示を行います。
考えられるデメリットとしては イニシャルコストの増加、またはシステムが複雑になることで故障のリスクなどあると思いますが、システムとしては優れた仕組みですので、省エネ・省コストを実現するための一つの選択肢になるといえます。