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歌ってよ 夕陽の歌を2018/01/4

もう一月号発刊の時季になりました。不規則に寒い天候が続いていますが、体調は大丈夫ですか。一月号なので賀詞のご挨拶を記するところでしょうが、例年年末繁忙期の真っ最中ですから、年の瀬の安全生活を祈る手紙をしたためています。もう四十年くらい前に
篠栗南禅院さんの前住職(現・覚乗さんのお父様)にある法話を頂きました。そのことは二十年くらい前に一度この手紙に書きました。それからまた二十年の歳月が過ぎ、いまもう一度その法話をお伝えします。「人は新年の初日の出を一心に拝むが、その歳の大晦日の夕日を拝む者はいない。」私自身は中学生の頃から大晦日の日暮頃には自宅の裏山(南公園植物園付近)を散歩し、今年最後の夕日を飼い犬とともに眺めていましたので、この法話が自然に心に沁みて来たものです。いまもこの習慣は続いていますが、当時は山際に沈んでいく夕陽を見ることができました。いまは高層のマンションが立ち並び、山の稜線は望むことができなくなりました。それでも夕映えの茜雲の後光に夕日を感じ取っています。今年、私は同輩・同僚の友人を複数喪いました。まだまだ働き盛りのなか、その無念さを思います。みなさん、今年一年たいへんお世話になりました。本当にご苦労さまでした。そしてこころよりありがとうございます。
 当時の夕景と変わらないもの・・尻尾を立てた野良猫の鳴き声、木立ちに居座るカラスのカァ~カァ~という鳴き声・・♪人間さんたちもずいぶんとご苦労さんでした♪

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