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忘れていた大事な仕事2017/12/1

今年も、早くも年末12月の手紙を書く時候になりました。むしろ今年も皆さんと一緒に年末繁忙期・年末大掃除を迎えることができるのが幸せなことなのかもしれませんね。
 初冬は寒くなるのも苦手ですが、夜明けが遅く日暮れが早くなることも嫌いです。多くの従業員は朝暗いうちに家を出なければなりません。独り暮らしの従業員は、灯りの点いていない暗い家に戻らなければならないでしょう。若い頃、夜間パートさん欠員の代務をするのに夏場は何の感傷もないのに、不思議と初冬の夜間応援作業は“淋しさ”を感じることがありました。その理由は、いまでもよく分かりません。きょう、車のカーラジオから歌手の森進一の♪うさぎ♪という長い曲が流れているのを聴きました。故郷を何かの事情で離れなければならない親子の物語のようでした。主人公の男の子とその母は、旅立つ船の待つ港へ急ぐのでしたが、途中男の子は大切なことを忘れてきたことに気付きます。学校のうさぎ小屋の担当をしていた彼は、お腹をすかしているうさぎたちにエサをやらなければならないことを思い出し、母の手を払いのけて学校へと向かったのです。その後、この親子にどんな苦労が待ち受けていたかは想像するしかありません。しかし、母さんは男の子がこんなに優しい気持ちをもった子どもに育ったことにやさしいほほ笑みを返すだけでした。私の若い頃は大晦日まで作業に就いていました。あの寒さと暗さと淋しさの中にいたのは、まぎれもなく自分といううさぎだったような気がします。だから・・・

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